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真島文吉先生からこどもたちへのコメントが届きました。

いまから八十年くらいまえ、宮沢賢治というひとが、

こどものためにいろんなおはなしを書きました。

そのおはなしがまんがになって、小学生のわたしの家にとどきました。

まっ黒なぶあつい本で、登場人物はぜんぶねこでした。

わたしはおとなになるまでに、なんども読み返して、たのしんで、

気がついたら作家になっていました。

わたしの書いたおはなしが、それを読んだだれかにとって、

そういう大切な物語になれば、こんなにうれしいことはありません。



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